よくある質問

外れ値はどのように判別すればよいでしょうか?

外れ値とは、他のデータと比べて極端に大きな値、または極端に小さな値のことを指します。
実務でのチェック方法として、外れ値と思われるデータがあった際まずは入力ミスではないかを確認します。
例えば、白血球の値(基準値:4,000~9,000)が30と入力されていれば、これは外れ値ではなく入力ミスであると考えられ、原データを参照すれば正しい数値がわかります。
では、白血球の値が30,000と入力されている場合はどうでしょうか。これが入力ミスではなかった場合、基準値と比べると非常に大きな数値ではあるものの、炎症を伴う病気や怪我の場合、健康な人でも数値が上がる可能性があり、臨床的にあり得ない数値ではありません。しかし、健康な状態とはいえないため、健常人を対象とした試験の場合には、医師の判断により、解析からは除外することがあります。

また、外れ値かもしれない数値があった場合には、スミルノフ・グラブス検定をつかう方法や四分位範囲(IQR)を利用した方法を用いることもあります。

何かお困りのことがありましたら、ぜひ弊社にご相談ください。

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