ECL法とは何ですか？

ECL法（電気化学発光法： Electrochemiluminescence）とは、標識物質を電気化学的刺激により発光させ、その発光量を検出することでターゲット量を算出するアッセイです。ECL法は従来のELISA法と同様に抗原抗体反応を利用したイムノアッセイですが、ELISA法と比較して様々なメリットがあるプラットフォームです。
具体的なメリットとしては、高感度であること、幅広いダイナミックレンジであること、生体試料中の夾雑物の影響を抑えられること、同時多項目解析可能（マルチプレックスアッセイ）であること等が挙げられます。MULTI-SPOTプレートのウエルには、複数のスポットがあり、各スポットには特定の生物学的アッセイのためのキャプチャー抗体が結合します。各アッセイは独立しており、各被分析物がそれぞれ最高の性能で検出できるように最適化されます。