よくある質問

臨床試験に関わる倫理原則には何がありますか?

臨床試験に関わる主な倫理原則としては、食品の臨床試験では近年有名になったヘルシンキ宣言以外にも複数の種類があります。ヘルシンキ宣言以外に有名なものとしては、ニュルンベルク綱領、ジュネーブ宣言、ベルモント・レポートがあります。
その一つである「ニュルンベルク綱領」は、医学実験に対する世界初の国際的な倫理指針と言われています。第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判の一環で1947年に行われた「医者裁判」の結果として生まれました。
ナチスドイツの人体実験に対する反省を踏まえ、「被験者の自発的な同意が絶対に必要である」「無計画、無駄に行わないこと」「被験者は実験参加後も自由に止めることができること」などの人で試験を行う際に順守すべき10項目の基本原則を定めたものです。
医学の発展のためには必須である人での試験を否定しているのではなく、有用性を認めた上で、被験者の権利へ対する認識を明確にしている倫理原則であり、今日のインフォームド・コンセントに繋がる内容が盛り込まれています。

食品の臨床試験のご相談は東京品川区 免疫分析研究センターへ

 

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