よくある質問

食品臨床試験の過剰摂取安全性確認試験とは何ですか?

特定保健用食品や機能性表示食品制度の届出用に実施される試験の一つです。
目安量を上回る過剰摂取は、身体にとって有害な作用が生じる可能性も否めません。そこで、特定保健用食品を申請するための条件の一つとして、ヒト試験により過剰摂取時の検証を行い、有害事象の有無等を確認することが『特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項(消費者庁ホームページ「特定保健用食品の表示許可等についてより」』で定められています。
過剰摂取安全性確認試験実施時の摂取量は、食品の場合には一日摂取目安量の3倍量、カプセルや錠剤の形態では5倍量です。

特に大量摂取が容易な錠剤、カプセル状等の健康食品では、より一層の注意喚起が必要です。健康食品に使用される素材は生の飲食物よりも特定の成分が濃縮された状態で配合されていることも多く、一度の摂取で食事で想定できる摂取量をはるかに上回る量の摂取ができてしまいます。

最近では、消費者の方への適切な情報提供を目的として、取扱商品の過剰摂取安全性確認試験を全商品で実施する方針の企業も出てきています。

食品の臨床試験のご相談は東京品川区 免疫分析研究センターへ

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