ハザード比とは何ですか?
ハザード比(HR:Hezard Ratio)とは、臨床試験に関する統計学の用語です。ハザード比は、相対的な危険度を客観的に比較する方法で、例えば「試験品を飲用するとどのくらい有効か」ということを確認する場合に用いられます。
新商品Aと既存品Bを比較した場合、ハザード比が1であれば、2つの商品の効果に差がないということです。また、ハザード比が1未満であればAの方が有効であり、数値が小さければ小さいほど有効とされます。
具体的には2つの群の間におけるインフルエンザの罹患率を例とすると、ハザード比が1の場合はインフルエンザの罹りやすさが両群で同じということを示します。1より大きければインフルエンザへの罹りやすさがある群でより高いことを意味します。 逆に比が1より小さければある群においてインフルエンザに罹りにくいことを意味します。
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